遺影額のプロジェクトX

遺影額を見て亡き人を偲び、あの懐かしい日々を思い出す。

葬儀に使う遺影額、そのあとご家族と暮らしをともにする遺影額。
厳粛に故人を送りだす葬儀と違い、普段の生活に溶け込み見るたびに
元気がでるような遺影額を皆様にご提供したいという思いからデザインしました。

一般的な遺影額です


 

新しいうちはイイですが以外に黒い額はホコリが目立ちます。

でもこの額ではいかにもご遺影ですって感じがしませんか? 




~店長の独り言~
仕事柄いろいろなご家庭に訪問する機会があります。
よく目にするのは暗い遺影額、それもお手入れされていない額。
ホコリまみれ、ガラスも汚れてとても寂しそうに見えます。
壁の上の天井近くに掛けてあり見上げないと見えない場所。これでは見るたびに寂しく悲しくなってしまいます。もっと手が届くところにかけてこまめに拭いてあげてください。
日本の文化にケチをつけるつもりはありません。
古い日本家屋であれば黒い遺影額はよく合うと思います。住まいの欧米化また近代化により従来の黒いそして暗い遺影額は全く合っていないと私は思うのです。
住まいとか家具とかクルマなどはどんどん新しいモノをそして高級なモノを取り入れているのになんで額縁だけヤスイものでいいと言われるのか理解できません。 なんで家具や洋服はオシャレなのに額にオシャレをさせてくれないんでしょう?
みなさんの大事な方のご遺影をもっともっと身近にしませんか?
毎日見るたびに元気がでるような額にしませんか?




~今までの暗いイメージを一新~


オリジナル遺影額の誕生秘話


それは1枚の黒い遺影額を持ち込まれたお客様の来店から始まった。
その額には幼稚園の制服を着た男の子の遺影が入っていた。
こんな小さなかわいい男の子、黒い額に納まって見ているのもつらい。
不治の病で長男を亡くされたそうだ。額を持ち込んだのはお父さん。
私にも同じ年頃の子供がいる。心中をお察しするのも辛く苦しい。
お父さんは黒い額に囲まれた我が子を見るたびに悲しくなってしまうと言う。何とか気持ちが明るく、この子と対話ができるような額はないか?というご注文,色々とお話をお伺いして「あとはお任せします」と店を出られた。
数日後、愛らしい額に納まった我が子の遺影を見るとお父さんは涙ぐみ
「これでこの子と話しができる。」と大変喜んでいただいた。
それまで遺影額を買いにみえたお客様には普通の遺影額を売っていた。
このときに考えた。額のチカラでご遺族の方に喜んでいただこう。




 

最近、押し花を額の中に入れる遺影額が出回ってます。 
私も以前、お客様のご希望で作ったことが何度かあります。 
押し花の色はとてもキレイなのですが、どうも仕上がりが納得いかないんです。それはお客様のご希望通りに作りましたのでお客様は大変喜んでいただきましたが。それはドコが納得できなかったのか? 花の立体感が全くない可憐で華奢な花びら、ふくらんでいる蕾等々が表現できないのです。ちなみに上の写真の花は造花です。押し花よりずっとイイと思います。
撮影の都合でガラスは外しておりますがガラスを入れれば中の花にホコリは付着しません。
深みのある額なので花はつぶれません。 
お客様ご自身で花の交換も簡単にできるようにもできます。
季節によってお花を代えてもいいですね。






 

男性には圧倒的にこのタイプが多いです。
愛用品、想い出の品、大事にしていたモノ。
額に入れるということは保存しながら鑑賞できるということなのです。
固体であればほとんどのモノが固定可能です。
入替え、メンテナンス等を考えてあえてアクリル板は入れておりません。
そのため開放感が演出できました。
壁面に取り付けることもできますがサイドボード等台の上に置く方がよろしいかと思います。 
自由にアレンジができる現代風な仏壇とご提案します。





 

欧米の方はとても家族の写真を大事にします。

大きい本格的な肖像画はもちろんですが子供、両親、祖父母、祖祖父母、祖先の写真や肖像画を壁一面にかけます。また写真立もたくさん使います。デスク、サイドボード、洗面所までも写真立を所狭しと飾っている方もいらっしゃいます。文化の違いと言ってしまえばそれまでですが、日本における遺影と欧米における遺影の認識が違うんですね。 べつに欧米のマネをしましょうとは言いませんが気軽にどこでも遺影を置きたいところに置く、かけたい場所にかけるということは故人への思いが悲しみとは違う、毎日いつでも顔を合わせたいとか尊敬の表れではないでしょうか。

遺影額よりも価格は高いです。
ご来店されて遺影額をお求めに来られたお客様が
「イチバン安い遺影を入れる額をください。」
「ハイ、コレがイチバン安い額ですよ、どうぞ、、、」
こんなんでイイのでしょうか?本当に一番ヤスイ額で満足されるのでしょうか?ご予算の都合もあると思います。 しかし貴方の大切な方の遺影を入れる額ですから「もう少しご予算をいただければこのような額でできますよ。」と提案しています。誤解しないでください、高い額を売付けようとしているわけではありません。普通の黒い遺影額でご満足していただければそれはそれでイイのです。それはなぜか? 
お客様の大事な方ですから、お客様の意志を尊重します。
そのご遺影を見る時間が誰よりも長いのですから。